2017年2月13日

2017年2月13日

再びプリスターに遭遇する。

「そろ～り、そろり。」

プリスターがいる。私の後ろ上辺りに。

「ティシヒヒヒ…。」

多分、気付いてないと思ってるんだろうな。

「てめえの頭を丸かじりだよ！」

はい、尻尾で突く。

「ぐべえ！」

私の不意を突けると思っていたんですか？

「てへ。」

今更ぶりっ子しても駄目。

「ちっ！」

というか、最近出現率高くないですか？

「それだけ白龍の疲れ度が高いってことじゃないの？」

はあ～。

「あ、今、溜息吐いたでしょ！ムカつく！こんな可愛子ちゃんを目の前にして！」

はいはい。

「キー！このロリコン！幼女好き！」

はいはい。幼女強い強い。

「にも関わらず、どうしてこの姿になびかないのかしら…。」

中身は霧の悪魔でしょうが。

「人間、見た目が十割なのよ。」

極論だし、初対面限定だし。

「ティシヒヒヒ…。人間、結局は腹の中まで分かり合うことなんて出来はしないよの。分かった気になっているか、互いに勘違いしているだけ。本当に分かり合えることなんてないわ。ま、本当に分かり合えたのなら、それは奇跡と呼ぶに相応しいかもね。」

それだけ言ってプリスターは駆けて行った。…そうだなぁ。確かに『分かり合う』というのは心底難しい。だからと言ってそれを放棄しては駄目だ。互いが分かり合おうと努力しなければ決して分かり合えないのだから。こちらが背を向けている間に、相手が扉を叩いてくれているかもしれないのだから。

Comments

[アッキー]

しっぽでつく？
わるい白龍さんだ！（違

９割ではなく１０割と言い出したプリスターさんですが、白龍さんの名言が反撃・・・あ、もうプリスターいないや。

[千花白龍]

＞アッキーさん
そうそう、ポケモンカードの方の。進化すれば巨大な尻尾も使えたりするかも？

プリスターは言いたいことだけ言って、どっか行きました。気まぐれなのか、それとも反論を聞きたくないだけか。