遊戯王セブンス第14話「ロミン’sキッチン」感想

ネタバレ注意。私の予想や想像も多数入っています。
上のような画像が頭をよぎりつつ視聴を開始。・・・カオスでした。
★王道遊我・・・ロミンの自発的な行動を促しつつも、求められればアドバイス(名付けるなら、食いしん坊のルークに女子の手料理を振る舞う大作戦、といったところか。)するし、ルークを連れてくるという最大の難関を手助け。この丁度いい力とタイミングで背中を押すさりげなさよ。完璧だ。
★ルーク・・・裏切りによって「つーん」効果音を自家発電するぐらいに傷付き、心の扉が固く閉ざすルーク。(可愛い拗ね方である。)
ルークが許せないのも無理のないことだし、簡単に許してしまってはロミンの罪悪感の行き場が逆になくなってしまう。明確に意識しているかは分からないが、ロミンに対して暴力的な行動に出ていないこととルークは演技派であることを考えると、あの態度もそういう演技な気がしてくる。(無意識の内に「簡単に許してはいけない」と感じている辺りが真相に近そうか。)
ただ、モヤモヤした気分を抱えているのは間違いなく、馬井食堂でやけ食い(?)をした上で、遊我とデュエルして気分を変えようとしていた。
最後は、ロミン特製ドラギアスカレーで無事に仲直り出来て、めでたしめでたし。(のはずだったのだが・・・。)
★蒼月学人・・・会長達の丁寧な説明とフォローに感動を禁じ得ない。材料の用意からツッコミ、仕上げの味見一歩手前まで完璧な流れだった。遊我と共に今回の影の功労者。CMで新しいエースも手に入れたし、今後ますますの活躍が期待される。
★霧島ロミン・・・ロアのマンションを無断で借りた段階でオチを予想出来た気はするが、ロミンの料理の腕の酷さにより忘却の彼方へ。
初登場時は成績優秀という触れ込みだったが、玉ねぎ、ジャガイモ、人参を間違えるというのはどういう訳だろうか。無論、調理実習は小学5年生から(あの世界のカリキュラムが日本とほぼ同じなのは黒板の板書から推測)なので、ご飯の炊き方が分からないというのは不思議ではないが、色々と間違え過ぎである。(一応、レトルト系が作れるので電子レンジの使い方は分かっているが・・・。)
恐らく、成績優秀なのはロミン(飢)の方なのだろう。最終的に何故か美味しいカレーに仕上がったのも、それが関係していそう。(もちろん、会長達の献身がなければ失敗していただろうが。)
しかし、ロックでパンクな生き方をしてきたためか独創的なことばかりする。音楽ではそれが良い方向に繋がっているようだが・・・。
★霧島ロア・・・前回までのラスボス感溢れる感じから一転してオチ担当へ。お疲れ様。
ちなみに、新しく手に入れたカードって、CMでやってたあれかな。
しかし、火薬の材料を家に所持していたのは何でだ?
★カイゾー・・・今回はデュエルなしかと思っていたらカイゾーがデュエルしてくれた!
改造ドローンとして捕捉され、下手すればゴーハに接収される危険性すらあったが(一応、デュエル自転車も警告だけで済んでるけど。)、どこぞに怒られるんじゃないかと思えるぐらいのロボット変形(今回はパロディ多めだな。)からの、ゴーハドローンも合体(TO-3!)して通せんぼ、からのデュエル!この流れでデュエルに入るとか、流石だな。
AI同士のデュエルとか、めちゃ楽しそう。しかも、カイゾーが勝った!そして、勝ったがために通行許可が下りた!ゴーハ社製のドローンは、デュエルの法則もしっかり遵守。流石である。
ところで、カイゾーがハッキングされたような気がするのは気のせいだろうか。(前回の最後から続けて、さっそく伏線を張ってきているか。)
★次回予告・・・「出航!ゴーハ水産小」
ゴーハ水産小学校に出向したら学校ごと出航してしまったようだ。小学校段階から将来を水産系に見据えているということは、両親が漁師な子が多そう。
一ヶ月の船旅とな?(まさか、ゴーハ水産小を舞台に4回分やるのか?)
漁師デュエリストの間黒七海君が登場。梶木漁太の系譜ですね分かります。
魚型の眉毛は毎日の手入れが大変そうですね。
次回、遊我がCMのあのカードを使いそうだし、着実に即売をこなしている。しかし、それがストーリー的に全く無理してない。カードのためにアニメ作ってるっていうより、アニメのためにカード作ってる感じがしてくる。
この記事へのコメント
許すという行為は尊いものだと思いますが、だからといって何でもかんでも簡単に許してしまったら、誰のためにもなりません。
ルークの気持ちは当然のことと言えます。
まあ、もうちょっと器用ならと思うこともあるけど、ルークは小学生ですし。
(それに後述する理由を考慮すると、ルークがロミンを中々許せないのは、無理の無いことと言えますし)
そして、またもや管理人のおっしゃる通り、成績優秀なのは、ロミン餓鬼道(ネーミング適当)の方でしょうね。
今回の話を見てわかりましたが、あの子はこれまでの人生で何か困ったことがあれば、その度に自分の才能や別人格に頼って切り抜けてきたのでしょう。
今話のロミンの態度は、明らかに男性に媚びたものです。
おそらくロミンは、男性(色仕掛けが通用する、あるいは女性に優しいタイプ)には、ああやって媚びて自分を守ってきた。
それ以外の人には、ギターの演奏で魅了して押し通したり、別人格に問題を押し付けるなりしてきたのだと思われます。
そうなれば、自然と別人格の方が努力を重ねて優秀な人間となります。
それに対して、ロミンは自分の可愛いさやギターの腕など、持ち前の才能に頼るばかり。
これでは、ロミンが成長できるはずもありません。
成績優秀なのが、ロミン餓鬼道になるのは、当然のこと。
なので、管理人さんの考察は非常に理にかなっているものでした。
ただ、擁護意見として、今回のロミンは、(ルークに対しては)自分の才能や別人格に頼ったりはしなかったことを伝えておきます。
これは、ロミン自身、いつまでも努力しないままで良いわけがないと薄々感じており、その結果として、持ち前の才能や別人格に頼ることを可能な限りやめた証拠だと思います。
(ひょっとしたら、遊我とロアのデュエル後、ルークとの仲直りの際、持ち前の才能や別人格に頼ろうとしていたのかも)
(そういった姿勢に、ルークが拒絶反応を示したことが、今話の状況が成立した理由なのかもしれない)
そういうことなら、これからのロミンには、期待できると思います。
才能や別人格に頼ることをやめたのなら、ロミンに同性の友達ができてもおかしくありません。
これまでロミンには、同性の友達がいませんでした。それはロミンが持ち前の可愛さなどに頼っていたからかと。
そうやって自分の身を守るような子は、同性から非常に嫌われるので、ロミンに同性の友達がいない十分な理由となります。
もちろん、ロアの従兄弟という立場を嫉妬されているのも理由の一つでしょうが、それだけではありません。それだけなら、憧れの小学生ランキング(おそらく女子部門)で一位になったりはしませんから。
憧れの小学生ランキング一位ならば、自然と近づく同性の人間もでてくる。
それなのに、同性の友達が一人もいない。それは、ある程度関わることでロミンの実態を知り、ロミンの男性に媚びる態度なでに嫌気にさして離れていったということなのでしょう。
(ギャル系の女子ならば、同類としてやっていけるかもしれませんが、ロミンは性格上そういう子を苦手にしていると思われます。ギャル系の子はよくしゃべるので、クール系を気取るロミンにはキツイかと)
しかし、これからのロミンは違う。同性の友達だってできる。
そう期待させられました。
また、ロアが火薬の材料を用意していたのは、ロアも遊我と同じで、自分のロード(花火とか)を作るタイプの人間だからかと。
もっとも、遊我と違って、ロアはメカニックの天才ではないので、既存の設計図通りにしか作れないとは思いますが。
(その代わり、顔が良くて、歌や盛り上げ方も上手いのですが)
デュエルの法則守るのは本当にグッドですね。
そうでなかったら、シンクロ次元みたいにリアルファイトの革命が起きてしまいますし。
そして、次回はゴーハ水産小の1カ月の船旅。
もし、本当に4回分やるなら、いろんなタイプの敵キャラが登場しそうですね。
(4回も海系のキャラばかり登場しても飽きそうなので、キャラのタイプは豊富であっても欲しいところ)
何はともあれ、今から楽しみです。
>確かに、簡単に許してしまっては罪悪感の行き場がありませんよね。
取り返しのつかないことをしてしまった時、責められるよりも責められないことの方が辛い時もありますからね。根が善人な人ほど、こういう傾向がある気がします。
>許すという行為は尊いものだと思いますが、だからといって何でもかんでも簡単に許してしまったら、誰のためにもなりません。
そうなんですよね。これが本当に難しい。恐らくは、互いが互いに本気で向き合って、その結果として「許す」となるならば、それは凄く価値のある「許す」だと思います。でもそうでないならば、それは時に「馴れ合い」と呼ばれたり、「甘さ」と名前を変えるのかもしれません。
>まあ、もうちょっと器用ならと思うこともあるけど、ルークは小学生ですし。
確かに、ちょっと不器用でしたね。でも、それも含めてルークらしい感じがします。(こういうのを器用にこなすのは遊我の方で、そっちだとルークの性格的に合わないというのもあるかも。)
>そして、またもや管理人のおっしゃる通り、成績優秀なのは、ロミン餓鬼道(ネーミング適当)の方でしょうね。
遊戯王的には表ロミンと闇ロミンと呼称するのが良いのかな?と思ったりもしましたが、各々が呼びやすいネーミングで呼べば良いと思います。
ロミンは見た目の可愛さも相まって、大概のことを周りがサポートどころか全部やってしまって、ロミン自身の成長する機会がなかった感じですね。更にはいつ頃からかロミン(飢)が誕生し(適応機制の逃避の一種なのだろうか)、周りのサポートを得られない時にはもう一人の自分に無意識に頼るようになった、といったところか。
ギターや音楽に関しては腕を磨いている感じはしますが。
>ただ、擁護意見として、今回のロミンは、(ルークに対しては)自分の才能や別人格に頼ったりはしなかったことを伝えておきます。
>これは、ロミン自身、いつまでも努力しないままで良いわけがないと薄々感じており、その結果として、持ち前の才能や別人格に頼ることを可能な限りやめた証拠だと思います。
そうなんですよね。ロアの呪縛から自由になったロミン(普)が最初にしたいと強く表明したことが、ルークに謝りたい、ということだった。
最初はルークとロミンの話を機械いじりしながら聞いていた遊我も、ロミンが食い下がったからこそアドバイスを出した。そこにロミンの頑張る意志を感じたからこそサポートしようと思ったのでしょう。
>(ひょっとしたら、遊我とロアのデュエル後、ルークとの仲直りの際、持ち前の才能や別人格に頼ろうとしていたのかも)
>(そういった姿勢に、ルークが拒絶反応を示したことが、今話の状況が成立した理由なのかもしれない)
なるほど。恐らく、ロミンの今までの人生の中で自分が謝れば誰もがすぐに許してくれたのかもしれません。だから、ルークに悪いことをしたという気持ちはありつつも、心のどこかですぐに許してくれるかもしれないという甘えがあったのかも。ルークはその辺りの勘は鋭いから、察知したかもしれませんね。
そして、ロミンも恐らく(ロア以外で)初めての拒絶だったために、より「このままじゃいけない」という気持ちになったのかもしれません。だから苦手な料理にも果敢に挑戦した。
>そういうことなら、これからのロミンには、期待できると思います。
そうですね。一度目の謝罪を断られた時に、ロミンが拗ねてルークと決別するという道もあったはず。
しかし、ロミンは自分が悪かったことを真摯に受け止めて、何が何でも謝りたいという想いをもって行動しました。(ロミンに取ってルーク達と共に過ごす時間は心地良いものだっただろうし、あそこにロミンの居場所がある、というベースがあったのも大きい。)
今回の話は、ロミンが精神的に成長しようと頑張った話だった訳ですね。これは、今後の期待大ですね。
>また、ロアが火薬の材料を用意していたのは、ロアも遊我と同じで、自分のロード(花火とか)を作るタイプの人間だからかと。
なるほど!そう言えば、ステージでは花火的なものをバンバン使ってましたね。てっきり既存のものを使用しているとばかり思っていましたが、自分をより輝かせるために、ステージで使用する物の少なくとも一部を手作りしていたとは。(あのロア看板は月太辺りに作らせたと思っていたが、ロアの手作りの可能性も出て来た。)
涼しげな顔をして陰での努力を怠らない姿勢、やるなあ。
>デュエルの法則守るのは本当にグッドですね。
こういう基本をしっかりと押さえてくれるだけで、遊戯王感が出ますからね。本当に良い仕事してくれてます。
>そして、次回はゴーハ水産小の1カ月の船旅。
>もし、本当に4回分やるなら、いろんなタイプの敵キャラが登場しそうですね。
水産系デッキ的に【魚族】、【海竜族】、【水族】、【水属性】の使い手で四人か。(一応、【水族】の使い手はミミさんがいるけど、厳密に言えば【光属性水族】なので被ってないということで。)
【水属性ドラゴン族】使いVSルークで【ドラゴン族】対決とか面白そう。まあ、1カ月とか言いつつ、16話でサラッと7小に帰って来る可能性もありますが。
次回も楽しみに待つことにします。