遊戯王セブンス第16話「デュエルを洗う男」感想

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アライグマの名前の由来は餌を洗うからだと思っていたが、あれは洗っているのではないという話を最近聞いた。
「デュエルを洗う男」も洗っているように見えて実は汚していた、そんな話だったのかもしれない。

ネタバレ注意。私の予想や想像も多数入っています。























★王道遊我・・・今回、相手のチートは指摘したが極論からすればラッシュデュエル自体が違法改造。故にラッシュデュエルをデュエルの汚れと罵られても反論しなかった。代わりにロミンが怒ってくれたが、その胸中はいかなるものだったのだろうか。
反論しなかったという行動は、少なくとも自分のラッシュデュエルが違法であるという立場を十分に自覚している者の所作であったと思う。ここに凄まじいジレンマや葛藤が存在するのだが、それが今後どう料理されるのかに注目したい。



★ルーク・・・料理を満喫したが開店セール終了のお知らせで、お値段が高くついてしまった。66万6666円(以前、ミミさんが遊我に渡そうとした30万の二倍以上・・・。)って、ルーク、どんだけ食べたんだ・・・。
まあ、このレストランの料理の値段が高いのでしょう。子どもだけで来るような場所じゃないみたいだし、料理だけでなく場所代(ホログラム、雰囲気など)も含まれていると思われる。まさに高級レストラン。
最も、AIレストラン側に嵌められた(セールが6秒前に終了とか普通の運営的に考えて雑過ぎるので。)のは間違いないだろう。ここが敵陣であることを忘れた者の末路か。

ここでロミンと口論になり、流れで裏切り者の件を蒸し返してしまった。ルークとしては前の一件で許しているし、ここでの発言も冗談半分、口が滑った半分という感じか。ルーク的にはロミンが更に反論するか、拗ねて頬を膨らませて可愛くプイッとなる感じを思っていたのだろうが、ロミンとしては裏切ったことへの罪悪感がまだまだ残っていた。
ちょっとアレな空気になってしまったので逃げ出すルーク。そうだね、こういう場合は一旦距離を取ってクールダウンしないといけないね。時間が解決してくれる、もしくは時間が問題解決の手助けをしてくれることは意外と多い。(時間が問題を強固にすることも多々あるけど・・・。)

やはり、ルークの言動はまだまだ未熟な面がある。(そういう所は遊我が得意とする分野だし、仕方ないね。)
でも、ロミンの戦う姿、ミミさんの後押しもあって、堂々の帰還。からの久々の必殺技!(ルークが敵のデュエルディスクを破壊する展開はオサーレオンさんが予想してた。)

これでようやく、完全にわだかまりが消えたか。やはり、デュエルは全てを解決するのだ。



★蒼月学人・・・カードを伏せてからの発動というルール的には可能だが意味のない所作に真っ先に疑問を呈した姿勢は良かった。だが、次の結論は「彼のデュエルディスク、酷く汚れているんでしょうか?」
ああ、違う!違うんだ、会長!
遊我は改造面、ルークは大人達とのデュエル経験から真実に辿り着いたが、会長が自力で辿り着く前に遊我が言ってしまった。やはり、会長は「人間の悪意」に触れた経験が二人よりも少ないか・・・。会長は一番年上だけど、一番ピュアなのだ。そこが会長の長所でもあるのだが・・・。



★霧島ロミン・・・洗井とのデュエルに名乗りを上げるロミン。皿を割ってしまったのもそうだし、ルークとの一件もあるので、ここは頑張りどころ。居場所は自分で作るものであり、待っているだけでは失うということを1クール目に学習したロミンは2クール目に入って積極性が出て来た。ラッシュデュエルを貶める相手を許さないという気持ちも熱い。

相手に押されて気持ちがウォッシュされそうになる辺りはまだ未熟だが、ルークの助けがきっかけでロミン覚醒!タクティクスや《大貫通!!》も見事だが、相手フィールドに召喚された2体が間接的に洗井に攻撃を仕掛ける演出に唸った。

このデュエルで覚醒のきっかけが何がしかの我慢だと判明。空腹以外でもトリガーになると、なるほど。
今回は記憶を失っておらず、もう一人との自分と統合が進んでいる感じ。もしくは、今までは大き過ぎる力に振り回されていたが、それを扱えるようになったと捉えるべきか。いずれにせよ、ロミンの成長が見れたデュエルであった。



★新キャラ・・・払えないお金は皿洗いのバイトで補填(前々から思っていたが、これって合法なのか・・・?)することになった過程で、ゴーハ3小(大森麺三郎と同じ学校か。)六年の洗い物クラブ主将の洗井新太(口癖はウォッシュ)が登場。小学生を働かせるのって明らかに違法・・・と思ったけれど出稽古って言ってたし、職場体験的な扱いなのかもしれない。

ハプニングにより遊我達の借金を増やし(直接的にはロミンのミスだが、何かしらの因縁を付ける機会を狙っていたと思われる)、カード(デュエル)で決着を付けようと提案する。そんな権限がある時点で完全にゴーハの回し者だ。まあ、デュエルで勝てば借金はチャラといういつもの遊戯王ではある。
闇金で借金地獄に落とされるのって、こういう手法な気がする・・・。ここが敵陣(以下略)
しかし、ゴーハ社員のボーナス百万年分・・・?基本給が高い代わりにボーナスが安いパターンだな。(ゴーハ焼きだの、六角形の皿ばっかりだのという所はスルーしておく。)

今回の件で、ゴーハ社が各小学校の子ども達の中から使えそうな人材を選出して、自分達の手駒として働かせている説が濃厚になった。


もう一人の新キャラは西園寺ネイルという少年。最初にセツリの庭へようこそとか言うから、名前がセツリかと思ったが違った。ついでに二人目のゴーハ幹部かとも思ったが、オープニングのゴーハ幹部達と見比べても該当者がいないような気がする。はて・・・?

それからセツリの庭って何のこと?漢字だと摂理の庭?デュエルの摂理、つまりはデュエルディスクプログラムのマザーコンピュータでもあるのか?この辺りは次回の情報待ちである。



★デュエル・・・洗井のターンから開始。ん?伏せたカードが変わった・・・?見間違いか・・・?と思ったら何だか遊我達も不自然なものを感じ始めて・・・。遊我はデュエルディスク改造の方面から、会長は洗井の不自然なデュエルから、ルークは相手の動きから、それぞれインチキを疑う。

答えはチート!完全にデュエルディスクの違法改造だー!汚れているのはラッシュデュエルじゃなくて、お前のデュエルに対する姿勢だー!

チートを止めさせようとした会長の主張はゴーハ憲章により棄却、遊我は形としてはラッシュデュエルも違法改造なので咎めるのは筋が通らない。
そこでルーク、満を持して登場!単に不正を暴くだけならルークが後ろから見ていたと証言すればいい。しかし、ロミンがデュエリストとして戦っていることを考えれば、不正を暴いてジャッジキルとするのもルーク的に不完全燃焼。そこでルークの必殺技が発動!
デュエルディスクは再起動したが、チート機能は大破。流石はルーク、良い仕事するぜ。

結果、覚醒ロミンの怒涛の反撃で逆転勝利。山に籠ったりしてドロー力を鍛えれば良いものを、安易にチートに頼るから負けるのだ。やはり自分のデッキ以外のものを頼みとするデュエリストは弱いな。

一応、デッキはレベル7以上をターゲットに絞って、4人への対策カード色々を同時に組み込んだデッキという感じか。しかし、それぞれの対策デッキを作っておき、対戦相手によって変える方がルール違反にもならないし、良い勝負が出来たのではないだろうか。
西園寺が言っていたように、チートを自分の力と勘違いしている時点で退場は必至か。でも、そのことに気が付けたら再び仲間にしてあげる的なニュアンスも含んだ言い方だった。


段々、ルークが効果モンスターに見えて来た。(バンダイ版のキャラクターカード的な。)

上城龍久(ルーク)
効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1900/守 0
【条件】デュエル中に2回まで。
【効果】相手フィールドのモンスター(機械族)1体を選んで破壊する。

適当に作った感、満載である。



★カイゾー・・・ついにサドルになったカイゾー。本当に姿が安定しない安定のカイゾーの扱いよ。画面の端々に登場する度に、製作陣の細やかさが伝わって来る。



★ミミさん・・・AIレストランに辿り着いた遊我達だが、前に追い返されている上に今回の相手は確信犯。しばらく戻ってこれないと油断しているかもしれないが、ドローンによるセキュリティは万全だろうから正面から突撃しても追い返されるのがオチ。しかし、ここでミミさんという助け船!何て(制作側に)都合の良いキャラなんでしょうか!(←誤解を生みかねない発言。)

成り行き上、遊我達をAIレストラン内部に引き入れるが自分の仕事は忘れない。親睦会(どうやらトップ・オブ・ヘキサゴンが全員集まっているようだ。そろそろ他の幹部も登場しそう。)を欠席してまで遊我達と行動を共にすることに。
その過程で、デュエルの解説やルークの背中の後押しまでする世話焼きっぷり。ミミさん、マジ天使。



★次回予告・・・次回は「セツリの庭のネコ」。シュレディンガーの猫ですね、分かります。
ラーメン回ぐらいのカオス感が予告から伝わって来るのだが。とにかく、楽しみにして待つ!



ところで、遊戯王セブンス公式ホームページのキャラクターにドラギアスカレーが存在している。え?どういう、ことだ・・・?あれはただの食べ物ではなく、意志を持つ一つのキャラクターだった、だと・・・?

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この記事へのコメント

オサーレオン
2020年09月26日 09:04
遊我に違法のジレンマがあるのは確かだと思います。

そういったところを掘り下げてくれると嬉しいですね。

(セブンスの作風だと、あんまり湿っぽい感じにはならないでしょうし)


生徒会長が人間の悪意に触れてこなかったのは無理の無いことだと思います。

彼はこれまでの人生で周囲から大切にされてきたんでしょうし。

親もきっと立派な立場をもった人間で、手を出しづらい。

何より、彼自身、得難いカリスマと能力を持っているのですから。

そんな相手に悪意をぶつけることなど、大概の人間には無理な話です。

(いたとしても、生徒会長を慕う者達が勝手に排除してくれるので、生徒会長の目にとまりません)


それと、ゴーハのボーナス百万年分というのは、適当な言いがかりだと思いますよ。

多分ですが、洗井は、遊我達を間違った方向に心理誘導するつもりだったんじゃないでしょうか。

お前達は無銭飲食を働いたんだから、俺達に従うのが筋だ、みたいな感じで、強引に働かせる。

(そもそも、遊我達は小学生なんだから、まずは親や教師に連絡すべきなのに……)

その後、適当な言いがかりをつけて、少しずつ要求をエスカレートさせる。

そうして洗脳を施し、最終的には、遊我達を自分達の下僕にするつもりだったのでしょう。

(セブンスが大人向け作品だったら、ロミンに恥ずかしい格好をするよう要求し、その写真を撮ることで更なる脅迫のネタを手に入れる、といった展開になっていたかもしれません)

(まあ、セブンスが子供向け作品であることと、洗井の頭があまり良くなかったこともあり、今回のような話になったわけですが)

なので、ゴーハのボーナス百万年分というのは、適当な言いがかりだと思います。

本当はあの皿全部あわせて6円くらいなんじゃないでしょうか。


そして、自分のデッキ以外のものを頼りにするデュエリストは弱いとは……

洗井に関してはその通りと言わざるを得ません。


ただ、念のために私見は述べさせて頂きます。

自分のデッキ以外のものを頼りにしていたからといって、弱いとは限らないかと。


例えば、遊矢は強いと思います。でなければ、フレンドシップカップで優勝したり、アカデミアの総司令官を倒したりなんて、できません。

(遊矢の場合、実力を発揮できる状態が、安定しないだけだと思います)

(あの子は、ユーリのようにデュエルに勝つことだけ考えていれば、実力をフルに発揮できます)

(しかし、それができないのが、遊矢なのでしょう。心のどこかで、それではいけないとブレーキをかけてしまう。その結果、その場その場で、実力に大きなムラが出てしまう)

(遊矢のそういう部分を大切にせず、彼がデュエルで勝つことばかりを望んでしまうと、ブレーキが壊れてしまう)


色々と述べましたが、要は不正はアウトって話です。

(遊矢は一応不正していないはずなので)

洗井も山に篭って努力して努力して、それでもどうしてもダメで、断腸の思いで不正に手を染めたのかもしれません。

しかし、それでも不正はアウト。そういう話です。長々と、失礼しました。


最後に、ドラギアスカレーが食べ物ではなく、意思をもったキャラクターというのは面白そうだと思いました。

以前、セブンス世界には六道輪廻があるのではとお話ししましたが、ドラギアスカレーには『畜生道』からやってきた魂が宿っているのかもしれません。

『畜生道』にいるドラギアスの精霊は、その魂だけを自身の超能力で人間界に一時的に転送。

カレーに魂を宿らせることで、そのカレーを食べた人間と一時的に融合しているとか。

それをやり続ければ、カレーを食べた人間が子供を作った際、ドラギアスはその子供に宿る魂として転生しやすくなる。

(ルーク達も、そんな感じで『畜生道』から転生した精霊的な存在なのかもしれない)

麺三郎など、食レポキャラが食べている料理にも『畜生道』からやってきた魂が宿ってたりして。

そういうことを思えば、ドラギアスカレーが食べ物ではなく、意思をもったキャラクターというのは本当に面白そうだと思いました。ありがとうございます。
千花白龍
2020年09月27日 00:17
オサーレオンさん返信

>遊我に違法のジレンマがあるのは確かだと思います。
>そういったところを掘り下げてくれると嬉しいですね。

最終的にラッシュデュエルが世間的にもゴーハ社的にも受け入れられる展開が良いかな、と思います。


>生徒会長が人間の悪意に触れてこなかったのは無理の無いことだと思います。

そうなんですよね。まさに周りから大切にされてきた証でもあり、会長自身が努力によって身に付けたものが彼自身を守っている証拠でもある。
しかし、会長がデュエリストとしての更なる飛躍を遂げるには、人間の善意だけでなく底なしの悪意も知ることが必要な気がするんですよね。でも、会長はまだ小学生。今はこのままでもいいのかもしれません。


>それと、ゴーハのボーナス百万年分というのは、適当な言いがかりだと思いますよ。

ですね。言いがかり出来たら何でも良かったか。
危うく、セブンスがR18になるところだった・・・。

>本当はあの皿全部あわせて6円くらいなんじゃないでしょうか。

形的に量産しやすそうですもんね。


>ただ、念のために私見は述べさせて頂きます。
>自分のデッキ以外のものを頼りにしていたからといって、弱いとは限らないかと。

なるほど。遊矢はデュエル以外に、エンターテイメントやスマイル・ワールド(父との絆の象徴)、人との絆を頼りにしていますね。ですが、エンタメデュエルと言っているように遊矢にとってエンタメとデュエルは同じものであるので、デッキの中にエンタメを詰め込んでいると考えられると思います。(【EM】が名前からしても、まさにそれ。)
また、スマイル・ワールドはカードなのでデッキの一部そのものなので大いに頼っていいと思います。
人との絆ですが、デュエル中に別の誰かに助けを求める、ということはなかった(乱入は多々あったけど)と思います。

私が書いた『自分のデッキ以外のものを頼みとするデュエリストは弱い。』というのは、より具体的には『自分のデッキ以外のものを頼りにすると、自分のデュエリストとしての本来の実力を損なってしまう。』ということが言いたかったのです。
例で挙げるなら、王国編での孔雀舞でしょうか。ハーピーを信じて戦えばいいものを、アロマタクティクスを使って変に城之内を翻弄したがために逆に城之内に翻弄され、負けてしまいました。この時、彼女が実力を発揮していたならば町内大会8位の城之内に負けるはずがありません。アロマタクティクスという番外戦術が結果として彼女のデュエリストとしての直感を鈍らせていたと私は思っています。

>洗井も山に篭って努力して努力して、それでもどうしてもダメで、断腸の思いで不正に手を染めたのかもしれません。

可能性はあると思います。例えば、洗井も遊我と同じくデュエルディスクの改造に挑戦し、見事に6分66秒以内に改造しきったというパターン。もし、そうだとすれば形は不正でも彼の努力の成果なので、それも一つの力と言ってもいいのかもしれません。
ただ西園寺の言い方だと、洗井自身が改造したというより、西園寺に改造してもらった感じがするんですよね。あくまで私の得た感触ですが。

《クリーンベレー・モップ大佐》の召喚口上には洗井の想いがシッカリ籠っていたと思うので、その方面を追求した方が武藤遊戯の言うところのカードとの絆が強まり、デュエリストとしてもっと高いレベルにいた気がします。その点で言えば、少し惜しいキャラだったのかもしれません。


>以前、セブンス世界には六道輪廻があるのではとお話ししましたが、ドラギアスカレーには『畜生道』からやってきた魂が宿っているのかもしれません。

なるほど!ロミンの食事回はギャグで流されましたが、一歩間違えばドラギアスの精霊を顕現させていたかもしれませんね。(もしくは、あれが不完全なドラギアスの精霊の姿だったかも・・・?)
『畜生道』からの魂の侵攻が水面下で進んでいるかもしれない・・・。