遊戯王セブンス第17話「セツリの庭のネコ」感想

ニャンコ先生.png
「他作品の猫キャラ」で脳内検索したら真っ先に頭に浮かんだのがニャンコ先生(夏目友人帳)だった。(以下、チェシャ猫、猫娘、猫又、長靴をはいた猫、と続く。)
世間的に見れば猫娘(ゲゲゲの鬼太郎)やジバニャン(妖怪ウォッチ)の方が有名なのだろうが、私の脳内ではニャンコ先生が一番だった。

ネタバレ注意。私の予想や想像も多数入っています。



























★王道遊我・・・恐るべき才能(後述)を持つネイルですらラッシュデュエルを排除出来なかったのだから、遊我(とオーティス)はどれだけデュエルディスクプログラムの才能に秀でているというのか。
だからこそ、ネイルVS遊我の激突は不可避であった。

いきなり戦うのではなく、六回負けでアカウント永久消滅(遊我のラッシュデュエルインストールを再現し、その上で叩き潰そうとしている感じか。)という長丁場のルールで挑んでくるネイルに対し、インチキ(アカバン)はしないことをシレッと確認する遊我。この抜け目のなさよ。まあ、洗井みたいなデュエリストとこの先何度も戦うのはアレだし。

ルークにデュエルの王を譲るという件については、遊我ならNOを突き付けてくれると思っていました。以前、ルークがヨシオに尋ねたのと同じ構図(「ヨシオ。本当にお前は、それで良いのか?」)だ。
NOを突き付けた遊我が、譲られた王座に価値があるのか、自分で掴んでこそじゃないか、ルークらしさを見せてくれ、的なことを言うと思っていたけど、そこは「けど王には誰だってなれる」というに留まった。そして、その言葉だけで十分だった。それだけでルークは自分自身の力で王になればいいという結論を出したのだから。
流石だ。いや、ほんと、何度目の流石なのか分からないけど流石だとしか言いようがない。本当にピンポイントかつ丁度いい力加減で言葉を放つんだよね。
そして、これでルークも遊我と同じ土俵に立ったと言えるだろう。



★ルーク・・・デュエルの王のことに気を取られてデュエルに集中出来ないルーク。デュエルは強いけど別のことに気を取られてしまう性質は御前乃ウシロウの時にも現れている。(この辺りは小学生らしいという感じがする。)
ルークが王の座を譲ってもらえることに固執しているのには違和感があるかもしれないが、第二話の冒頭の遊我の言葉が意図せぬ形で呪縛になっていたと思われる。こういう面では単純なルークならでは、か。

「俺は何をやっている!?何故、猫とデュエルしているんだ!?あの頃の俺は一体どこへ・・・!?」
それはこちらの台詞です(笑)。
皆も悩むルークに驚く。まあ、そうだよね。自信満々でデュエルするルークが、まさかデュエル以外のことで悩んでいるとは思わないよね。

ルークに幻覚(?)を見せる猫山シュレディンガー。(ルークの想像力が豊かというより、一人だけホログラム見せられているような感じがした。)その隙に猫軍団の総攻撃で一気に残りライフ100になった。だが、フラグだ。

新しいエースドラゴンの登場。穿撃竜(連撃竜を意識して名前を付けたか)という名前もかっこいい。そして、その能力で観測することによって確定させるというシュレディンガーの猫(量子論)の説明を見事に体現しているのも素晴らしい。遊我の「それでこそルークだよ!」という言葉もポイント高い。

しかし、最後の最後で悪あがきをした猫山に対し、引いたカードをド忘れするルーク。モンスターだよ!と思わずツッコんでしまった。「それでこそルークだよ!」で台無しアーンド大爆笑だよ。でも、結果として勝ったから良し!

ちなみに、ルークはデッキトップを外しまくっているが、モンスターカードを宣言するのは正しい判断である。ルークのデッキは最上級ドラゴンを多く採用している関係上、下級ドラゴンも多いはず。また、ラッシュデュエルの性質上、下級モンスターは多く採用する傾向にあるだろうし、更にはデッキを作ったルーク自身がモンスターを宣言していることからもモンスターカードが多いのは明らかだ。だが、来るのは魔法や罠ばかり。
まさか、チート?(ネイル自身が卑怯なことをしないのは明言されたが、アカバンしないだけと逃げることも出来るし、部下が勝手にやったと言うことも出来る。事実、洗井のデュエルを卑怯と言いつつ、最後まで止めなかった。)
猫山も実はチートを使って、ルークのデッキトップを操作していたという可能性はないだろうか。ルークが観測したから、あれ以上インチキが出来なくなっただけで、観測しなかったら次もすり替えられていたかも。
だから、負けた時に穴に落とされたのかもしれない。普通にデュエルして負けたにしては、あの罰はいささか過剰な気がする。何故なら、セツリの庭から排除したということは洗井と同じ罰を与えたということなのだから。

最後に消えた星は人工衛星か飛行機か。(それにしては移動が早かったが・・・。)
何かの伏線ってことはない・・・よね?



★蒼月学人・・・流石の遊我も分からなかったルークの悩みをピンポイントで見抜き、更には解決法まで提示する会長の有能さよ。
前回はロミンのピンチをルークが救ったが、今回はルークのピンチを会長が助けた形となった。これぞ、仲間。



★霧島ロミン・・・前回デュエルしたので、今回は賑やかし。



★ミミさん・・・走り方の表現が古かったのが妙にツボに入った(笑)。
今回で猫好きであることが判明。

ネイル(ゴーハで噂の天才プログラマー)に対する反応を見るに、同じ地位の幹部に対する反応ではなかったように思う。
ネイルは六幹部の枠に収まらない地位なのかも。社長直属の参謀とか、ドクトルとか、副社長(モクバ)とか、そんな感じに近いのかもしれない。



★西園寺ネイル・・・西園寺ネイル(11歳)が思った以上にヤバいことをしていた件について。3歳でハッキングにより人工衛星を多数落とすとか、所業が恐怖の大魔王である。人工衛星は万が一に備えて大気圏で全て燃え尽きる設計だったと思われる。(そうでないと世界が滅びている、もしくは8年では戻らないぐらいの壊滅的な打撃を受けているだろうから。)
捕まっていない以上、痕跡を残さなかった(もしくは両親が後始末した?)のだろう。両親が代わりに与えたデュエルでも才能を大いに発揮した結果、5歳でゴーハ社にスカウトされた訳だが、社長はネイルの所業を知っているのだろうか。(普通に考えれば、知らずに才能ある少年を雇ったと見るべきだが、あの社長ならばネイルの過去を知った上で受け入れたと言われても納得出来る。ゴーハ社に大損害を与えたほどの才能の持ち主ならば、ゴーハ社にそれ以上の利益をもたらすだろう、と社長なら考えそうな気がする。)
サラリとゴーハ市の地下全域に意味不明な空間と世界のデュエルを管理する施設があることが明かされた。その管理を担っているネイルはゴーハ六幹部よりも上の地位にいる感じがする。(実際はどうなのか分からないけど。)

見事に猫山を倒した遊我達を、動く歩道によってダンジョンから一時脱出。今日は時間切れ。晩御飯と宿題の時間だ。歯を磨いて寝ろよ、ってやつだな。
それに、子ども達が帰って来なかったら親が心配して探し始める。もちろん、ゴーハ社の色々でごまかすことも出来るのだろうが、心身共に万全の態勢で挑んでこい、という自信と気遣いの両方を感じる。敵に塩を送れる奴は強敵だぜ。



★新キャラ・・・猫山シュレディンガー
ヤバいネイルが管理するセツリの庭だから、ヤバい猫が住み付いていた。
登場時にオッドアイの猫の被り物をしていたので、オッドアイズ・ドラゴンを使うと予想したが、まさか猫化しているとは。ブルーアイズもレッドアイズも猫になってルークを攻め立てる。
元ネタがドラゴンな猫軍団VSドラゴン使いのルークという構図も凄まじいが、シュレディンガーの猫理論もブッ込んでますますカオスに。
猫の被り物が思った以上に表情豊かでした。この辺りに未来の技術が使われているのを感じる。



★次回予告・・・次回は「ごめんねゲッタチャンス」。まさかの平月太の登場!前の時はデュエルせずに終わってしまったが、その実力や如何に。巻寿司子や八木ニックがちゃんと登場したので平の再登場も遠くはないと思っていましたが、ここで来たか。しかも、対戦相手がロア。どういう状況だ?
かつての敵が次々と遊我の味方に。まあ、ロアは口では遊我の味方ではないって言うんだろうけど。
人気投票の結果をさほど気にしていないような感じだったが、不満を口にしていたウシロウよりも不満を口にしていなかった月太の方が不満が溜まっていたということか。

それをネイルは見抜いて引き抜きにかかった訳か。人間の心理も見事に見えている辺りからも強敵な感じがする。今からネイルVS遊我のデュエルが楽しみだ。

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この記事へのコメント

オサーレオン
2020年10月12日 11:00
ルークは、デュエルは強いけど別のことに囚われてしまう。

なるほど、確かにそうですね。

ルークはどんな時でもデュエルに集中できる人物というイメージを抱いていましたが、意外と遊矢と近いものがあるのかもしれません。

(それを暗に示すために、今回、オッドアイズが登場したのかも)

どんなに明朗快活な人物であっても、遊矢のようになってしまうこともある。

だからこそ、どんな人であっても、誰かが仲間として、支えてあげなくてはならないのだと。

とても、勉強になるエピソードだと思いました。


しかし、猫山がチートを使っているとありますが、具体的にどんなチートなのでしょうか。

ルークのデュエルディスクをハッキングしてシャッフルさせたら、絶対に音が生じますし、いくら何でもルークに気づかれると思うんですが。


まあ、遊我達は本当はAIか何かで、彼らのいる世界はリンクヴレインズのような仮想世界だった、とかなら話は別ですが。

(仮想世界なら現実世界と違う物理法則が適用させることも可能なので、ルークでも気づけない)

(また、セブンス世界は、現実世界と仮想世界の二種類に分かれていて、現実世界は、ネイルが人工衛星を落としまくったことで崩壊してしまった)

(仮想世界の上層部(ゴーハ社長やネイルの両親など)は、現実世界を嫌っていたので、ネイルの所業をそこまで問題視せず、上層部の一員に迎え入れたとか)


そういうことなら、現実世界の人間とかも出せそうで、物語も広がりそうだと思いました。

(現実世界の僅かな生き残りが、仮想世界に復讐戦争を仕掛けてきた)

(だけどその者達は、遊我達と交流することで考えを改め、戦争なんてやめてAIとの共存を目指すことにした)

(そんな感じで、アークファイブとヴレインズの中間のような展開になったりなど、いろいろ考えられます。面白そうだと感じました)
千花白龍
2020年10月15日 22:08
オサーレオンさん返信

>ルークはどんな時でもデュエルに集中できる人物というイメージを抱いていましたが、意外と遊矢と近いものがあるのかもしれません。

そうですね。普通は「デュエルが強い」のと「デュエルに集中出来る」のは比例すると思います。しかし、本人の強さの影に隠れて目立たなかったけれども、その辺りのアンバランスさが今のルークの課題という感じ。まあ、これからデュエルの王を目指すので、最初から完全無欠とは行きませんね。(そもそも完全無欠な人間は、そう見える人はいても、実際は多分いない。誰にしたって、大なり小なりはあっても何かしらの欠点なり弱点なりを持っているはず。)
また、強いけれども状況によっては脆いということもあるでしょう。風邪を引いた時とかはもちろん、落ち込んでいる時とかも本来の力が発揮出来ない。
まさしく、だからこそ支えてくれる仲間の存在は凄く大切ですね。ひょっとすると、王の資格とは強いだけではなく、周りから支えてもらえるような行動を普段から取っていることが必要である、というメッセージなのかもしれません。


>しかし、猫山がチートを使っているとありますが、具体的にどんなチートなのでしょうか。
>ルークのデュエルディスクをハッキングしてシャッフルさせたら、絶対に音が生じますし、いくら何でもルークに気づかれると思うんですが。

真っ先に考えたのは、ルークのデッキのカードを好きな順番で並べる、というチートです。

1.ルークのデュエルディスクにハッキング。
2.デュエルスタート前の自動シャッフル(積み込み防止機能)の時に、トップから9枚を予め決めておいたカード順になるようにプログラム。
(1~5枚目、ドラギアス、上級モンスター、下級モンスター×3
6枚目、ドラギアスの効果で捨てるカードなので何でもいい
7枚目~9枚目、魔法×2、罠×1)
3.デュエル開始後、素早く先行を宣言する。

これで準備完了です。この手札ならばルークはドラギアスと上級モンスターを召喚し、2体で攻撃してくると想定。そこで伏せておいた《まよい猫》を発動。(自分のデッキの上から9枚も操作しているので《まよい猫》を必ず引ける。)
ラッシュデュエルの性質と今までのルークのデッキを見ればモンスターカードが多いことは明白なので、ルークはモンスターカードを宣言すると想定。なので、上記の仕込みにより外れるので確実に攻撃を無効化出来る。(圧倒的有利な状況からの逆転、エースモンスターの攻撃不発も相まってルークへの精神的ダメージも大きい。)
2体目の攻撃も同じ理屈で回避&効果ダメージを与える。

返しのターンで《猫の目》を発動。2回外しているとはいえ、デッキの中にモンスターカードが多いことは明白なので、ルークはモンスターカードを宣言すると想定。上記の仕込みによりダイレクトアタック可能となり、ルークのライフを残り100まで削れる。(この時にモンスターカード以外を宣言しても50%の確率で外れる上に、デュエリストとしての一貫性を失っている=動揺・混乱しているので、普段のプレイングが出来なくなっているのは明白。そうなったら普通にデュエルするだけで勝てる。)

ここまでくれば《オッドアイズ・ツインテール・キャット(妖瞳の二又猫)》の効果でゲットした《まよい猫》と最初の伏せカード(おそらくこちらも《まよい猫》だったと思われる。)だけでも十分決着が付きます。もつれ込んだ場合でも、ライフ差と返しのターンで伏せていたカードがあるので勝ち切れる可能性大です。
カードを全て操作しないのは、やり過ぎると不自然になってインチキがバレる可能性が高まるし、ルークがデッキの中身や枚数を変えていたらプログラムが誤作動を起こしてバレてしまうから。(また、ルークがデッキを変更している可能性を考え、操作するカードは絶対入れているだろうドラギアス以外、カードの種類(+α)程度しか指定していない。)
イカサマはバレない程度にやるのがコツ。←悪人の発想

ついでに猫山は最初の《まよい猫》と《猫の目》でルークが引いたカードの種類を確実に言っています。ルークの反応から外れたのは分かるけど、魔法か罠かまでは分からないはずなのに。なので、猫山は最初からルークが何を引くのかを知っていたのではないか、と思ったのが疑い始めたきっかけです。

他には、デッキの順番操作とデッキの一番上以外のカード(2枚目や3枚目)を任意のタイミングで出すというのを組み合わせるとか。(セブンスのデュエルディスクはデッキが完全にディスクの中に入っているので、出るカードが一番上か二番目かを視認出来ないのを利用。)

とまあ、ここまで書きましたが、あくまで可能性の話になります。(猫山はチートを行っていない、と仮定したら、それはそれで筋が通る話を組み立てることは多分可能。)
洗井がチートを使っていたから猫山も疑いの目で見てしまったのか、はたまた・・・。


>まあ、遊我達は本当はAIか何かで、彼らのいる世界はリンクヴレインズのような仮想世界だった、とかなら話は別ですが。

なるほど。あの世界がリアルなヴァーチャル世界である可能性もありますね。もし、生まれた時から仮想世界で生きていたら、仮想世界こそが「現実」。これは気付けない。
現実世界がネイルに滅ぼされている可能性があると思うと、ゾッとするけれども、それはそれで物語が広がりますね。